この春からはじまった小学生向けコースですが、半期を過ぎました。
今日は、前回の火おこしからの流れで棒パンに挑戦しました。
子どもたちから
「(棒を手でくるくると回すジェスチャーとともに)火をおこすのをやってみたい」という要望があり、前回それを実施したのです。
が、前回はおやすみも多かったので、
今回初体験の子どもたちも多数です。
まず朝は、この2週間のことでみんなに発表したいことをシェア。
ゆめ花博に行ったよ、
サファリに行ったよ、
前歯を抜いたよ、
などなどいろんな話がでました。
続いて、前回の振り返り。
前回火おこしをした子が、わかりやすく説明をします。
そして、今日は、火を起こして、その火でパンを焼くことを発表。
まずは、パン生地作りです。
全員ではできないのでの汁物チームとパン生地チームにわかれて作業します。
今日はパンなので、いつもの味噌汁にトマト缶を入れて、洋風の味噌汁にします。
生地こねが終わり、いよいよ火おこしです。
火打石と火おこし棒を出して、前回やった子が手本を見せつつ、そして初めての子にアドバイスしながら、わくわくどきどきでみな楽しそうです。
火打ち石は火花は飛ぶのに、そこから火になりません。
火おこし棒のほうは、棒の先は暑くなり、燃えそうな匂いはするのに、煙は出ません。。。
10時半になっても一向に着く気配もなく、虫メガネの登場させました。
前回は虫メガネであっという間についたのですが、今回はお天気が晴れたり曇ったりで、空を見上げながら、そして日光が強くなるちょっとの時間でそれーっと、紙に光を集めて紙はこげるし、煙は出るのに火に至りません。
11時になってもまだ火はつかない。
メンバー最年少のTがまだー?おなかすいたー。と。
仕方なく、みなの了解を得て、マッチを取り出しました。
ここまでのあの苦労はなんだった?というぐらいにあっという間に、新聞に火が着き、そこから木に燃え移らせます。
火が安定してきたので、その間にパンのほうの準備です。
寝かせていた生地をパン用に用意した竹にまき付けます。
パン用の火の世話をしつつ、すっかり遅くなったので、汁ものの火おこしも同時並行で進めます。(今日は大人の役割)
巻き付けた子から、火にあぶります。
ほんとはもうちょっと熾火になるまでまちたかったのですが、子どもたちそれどころではありません。
巻き付けてさっそく焼きます。
初体験の子も多く、それまだ早いでしょという状態でも、待ちきれずに、何度も食べたらだめ?と聞くので、まあたべてみたら?と返事するしかありません。
生焼けのを食べ終わると、また次の生地を巻き付けて焼きます。
まあ、習うよりも慣れろで、みなだんだん巻きもうまくなっていきます。
中で、メンバーのRが、まったくあぶりもせず、生の生地を口いっぱいにほおばっていて仰天しました。焼いたほうがいいと提案しても、これでいいと言って聞きません。小麦粉を焼かずに食べて、おなか大丈夫だったかなと今も少し心配ですが、、、。それも経験かもしれません、、、。
汁物が出来上がるころには、子どもたちはだいたい満腹になっており、スープはあんまり人気がありませんでした。
ですが、どんなのか見に来た子が、「ミネストローネだ」と言ってくれたので、ミネストローネ風みそしると命名しました。
おなかが満たされたあとは、みんなで固まって、田んぼで楽しそうに遊んでいました。
終わりの会で、何をしていたのか聞いてみたのですが、ヒミツと言って、どんな遊びをしていたのか教えてもらえませんでした。
終わりの会では、今日の火おこしの感想をみんなでシェアしました。
みんな一様にむずかしいと。
火をおこす難しさを知って、火のありがたさがすこし実感でき、今の生活がどんなに便利かをちょっとでも知れたかなと、今日の成果を感じました。
次は、11月のもりのこえんまつりに向けての準備をします。
また次回も楽しみです。