もりのえんでは、子どもたちには常日頃から、 森の中に入ったら自分のことは自分でしないと 誰も助けてくれません、とお伝えしています。 一応、帽子かぶった?リュック持った?手ぬぐいある?水筒持った?と確認をしますが 私達がいちいち全ての荷物をチェックすることはありません。 家から持ってくる物を忘れると、すぐ「お母さんが~」と言ったりしていますが 自分の荷物は自分の責任なので、 子どもたちにも「お母さんはお忙しいのだから、自分でちゃんと荷物に入れるか 入れてくれるようお願いして来てください」とお伝えしています。 好きな靴で来るお子さんや、お弁当を忘れたお子さんもいらっしゃいますが、 そのまま参加して頂いています。 命に関わるもの、冬のカッパや防寒着、帽子、飲み物については 準備をさせて頂いていますが、それも必要でないと使わないようにしています。 先日も手袋を忘れて手が冷たい、と言われるお子さんがいました。 その日は手袋がないと冷たくて遊べないこともありませんでしたし、 手が痛くて泣いてしまうほど寒い日でもありませんでしたので、 手袋はお貸しせず、手をこすったり、手をつないだりして暖をとりました。 足りないものがないように準備すること、足りなくても他の物で工夫することが 出来るといいなあと思っています。 でも、人の体ってよくできていますね。 帰る頃には、その子の手が一番温かくて、とても嬉しそうに 「ほら、手があったかいよ」とみんなにその手のぬくもりを分けてくれていました。 子どもたちはたくさんの失敗を重ねていくことで、 多くのことを学んでいくと思っています。 最近は子ども達同士で、忘れ物がないかよく見るようになりましたし お互いがお互いの忘れ物を持って来たりしています。 それでも、保護者の皆さまに揃えて頂いたものや大切なものを 忘れたりなくしたりしてしまうこともあるかもしれませんが、 ご理解いただくようお願いしています。
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