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もりのこえん

凍る体 vol.2


この頃は、寒いと暖かいが急激に変化する季節ですね。 実は、この季節こそが低体温症の危険が高まるのです 気温が高い日があると、気分的に油断してしまうからです。 今日も、気温はそれほど低くはありませんでしたが、 風が強く、真冬と同じ装備でちょうどよい感じでした。 さて、低体温症の予防の観点から、 今日は帽子について書いてみたいと思います。 先週のブログでも帽子について、取り上げました。 その帽子は、低体温症という視点からも大変重要な役目を果たしています。 「気温四度C以下の場合、何もつけない頭部、および両手からの熱の喪失は、 熱の全総質量の半分にも及ぶ。(略) 特に頭部からの熱の喪失には注意すべきである。(略) 頭や首が、熱喪失の主要な原因になりやすい理由は三つある。 まず、脳への血流量が多い。 次に頭蓋骨は熱をよく伝導する性質があり、最後に、頭の皮膚は 薄くて断熱効果の高い脂肪が少ないということがあげられる。(「凍る体」よい引用)」 この頃は、ずいぶん朝の寒さも緩んできてはいますが、 私たちがフィールドにしている場所は、標高200mぐらいのところですので、 普段の生活している場所とは1,2度の温度差があります。 しかし、昼にはぐんぐんと気温も上がってくるために、 朝は冬用の帽子。そしてリュックの中には夏用の帽子と。 帽子をかぶって活動するために、いろいろと考えて工夫をされています。 もうすこしすると、今度は熱中症も心配な気候になってきます。 その予防にも帽子は有効。 スタッフ全員が受講しいてるリスクマネジメント講座で、 「アウトドアでは季節によっての装備の違いというのはほとんどない」 ということを学んだのですが、素材などの違いこそあれ、 基本は一年を通して、常に一緒なのだなと感じています。 日常生活でも、かばんの中に、手袋と帽子代わりにできそうな布を入れておくと、 いざというときに役に立つかもしれませんね。

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