震災から5年が経ちました。 もりのこえん的には、昨年の3月11日から スタッフの子ども以外の初めての園児 Tちゃんが初登園した記念すべき日でもあります。 震災からは5年。 震災後は皆さんいろんな想いがあり、 募金をしたり節電をしたりされたのではないでしょうか? その後、皆さんの暮らしは何か変わりましたか? 我家もあんなに頑張っていた節電も全く忘れてしまったような 暮らしに戻ってしまいました。 人の暮らしの豊かさとはなんだろう?と テレビを見ながら考えた日々。 大量生産大量消費を豊かさと勘違いして発展してきた 日本は、世界一自殺の多い国になりました。 自然の力の前で、築いた豊かさはあっというまに 跡形もなくなってしまいました。 電気とコンビニがなくなってしまったら 明日から暮らしていけない今の暮らしは、 人が生きていく中で、見えない不安となって 私達の暮らしにまとわりついている気がします。 自分の手と頭を使って考え、判断し、行動する、 何もないところから新しいものを生み出す、 知恵、チャレンジ精神、行動力、どんな状況も楽しむ力、 そして、寒さにも暑さにも負けない健康な心と体。 次の時代を生きるもりのこえんの子どもたちに、 私達大人が残して行くべきことは そんな力だと思っています。 そんなことを再確認した5年目の震災の一日でした。 次の一年も真摯に子どもたちと向き合って行きたいと 思っています。