森の中は今、春の匂いがあふれています。 花の匂い、湿った土の匂い、新緑の草の匂い。 さて、そんな自然のいい匂いは問題ないのですが、 最近は「香害」という言葉が聞かれるくらい 様々な化学的な香料が過剰に使われ、 周りの人に不快な思いをさせることもあるようです。 人間界ではそれで命に関わることは少ないかもしれませんが 森の中でシャンプーや洗濯洗剤の匂いは 大きな事故を呼ぶこともあるようです。 昔は、森に入る際には、 明るい色の服を着て行きましょうとよく言われたと思います。 黒や茶色の服を着て行くと虫が動物と錯覚して 刺される確率が上がるとか。 しかし、服の色よりもずっと「匂い」の方が 虫に襲われる可能性が高くなるようです。 それも、自分だけでなく、周りの人たちも同じように 襲われる可能性が高くなるので、 森に入る際には、「匂い」にも十分気を付けたほうがよさそうです。 「匂い」は自分自身では嗅覚がマヒし、気づかないことが多いので 普段から香料入りの洗剤やシャンプーをお使いの方は 注意が必要だと意識された方がいいでしょう。