目に青葉がまぶしい季節になりました。
冬から春、春から初夏への季節の移り変わりを五感を通して感じる日々です。
さて、今年度から山口県内の小学校でも「運動器検診」というのが実施されるようです。
子ども達の遊びが変わり、外で遊ぶ機会が減ったことにより、
身体全体を使った運動が出来なくなっているそうです。
「椅子にじっと座っていられない」「極端に特定の運動が出来ない」などの子ども達は
今後、治療の対象となるそうです。
少し前まで「椅子に座れない子ども達」への指導は「しつけがなってない」とか
「我慢が足りない」などの精神論に偏っていました。
その頃に比べると、子どもたちの育つ環境の変化により、
入学するまでに椅子に座れるだけの筋力が育っていないことに気付いたことは
一歩前進と言えますが、「治療」かあ、という
少しがっかりした気持ちもあります。
治療ではなく、昔は遊ぶことで獲得されてきた体の使い方や運動機能を、
再び遊びの中で獲得できるよう、
子どもたちの遊びの質、遊ぶ環境、時間の保障ということに
目が向けられる世の中になっていくといいなあと思っています。