もりのこえんでは毎月、子ども達との避難訓練と、 会議内でのクライシスシナリオによる想定訓練、 また、随時、日赤または消防の小児救命救急法、 野外活動の専門家によるリスクマネジメント講座、等必要な研修を行っています。 クライシスシナリオによる想定訓練とは、 こんなことが起こったらどうする?というシナリオに書いて スタッフみんなでアイディアを出し合い、そういうことが起こった場合に備えて 準備をしておくというものです。 例えば6月のクライシスシナリオ。 場所は〇〇。スタッフはAとB。こどもは、Cくん・Dちゃん・Eちゃん・Fくん・Gくん・Hくん・Iちゃん・Jちゃん・Kちゃんの9人。 10時15分。Cくんがへびにかまれました。待機のスタッフはL。 すぐに連絡がとれましたが、現地に着くまでには、早くても1時間はかかります。 ローマ字には具体的な名前が入っています。 さあ、この場合あなたがスタッフだったら、どのような行動をとりますか?というのを みんなで考えるのです。 その場で出たアイディアや足りないことを月に1回の訓練の中で反映させたり スタッフが持っている資料に追加したりということを随時行っています。 また、月に一度の子どもたちとの避難訓練も いろんなパターンで行っています。 先日は、子どもたち自身が怒らせるとちょっとやっかいな 生き物たちから身を守るために、 どこにその生き物が住んでいるかを考えて その生き物が住んでいるところに、カードを貼ったり立てたりしました。
毛虫、ムカデ、スズメバチ、へび。 子どもたちに、「そこは毛虫がいるよ。気を付けて」なんて言わなくても 子どもたちが自分で気を付けられるようになってほしいなあと思って 実施しました。 子どもたちは思った以上に、これらの生き物がどこにいるか ちゃーんと知っていました。 そして、必要以上に恐れることなく、でも、侮ることなく うまく共存しながら遊んでいるのだなあと感じました。