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  • sayuri

「ごめんなさい」を言わせると育たない力


年中のAちゃん。

6月生まれなので、やっぱり年長さんたちと 遊びたい気持ちが強いのですが 最近とっても仲良しの年長さんたち3人の中には

なかなか入れてもらえず、辛い日々が続いていました。 悲しい気持ちになることが多く、staffも見ているのも辛い感じでした。

仲間に入れてもらえず沈むAちゃんに 私たちは絶対に何があってもあなたの味方だから 助けてほしい時には言ってね、と伝え続けることと 帰りの会で気持ちを聞きあうくらいのことしか 出来なかったのですが Aちゃんは私たちに助けを求めることもなく、 毎日、何回も仲間に入れてほしい、一緒に遊んでほしいとトライし、 何回も悲しい気持ちになり、涙が止まると、またトライするを 繰り返していました。 そうするうちに、Aちゃんの熱意に負けたのか、 年長さんの態度や関係が少しずつ変わってきて、 最近は4人で遊ぶことが多くなりました。 今日は、年長のNちゃんとS君がふたりで話している時、 Aちゃんが入っていこうとするとNちゃんが 「今はSと話したいことがあるの。 あとで一緒に遊ぶから待っててくれる?」と言っていました。 帰りには、お地蔵さんの前で、またAちゃんと年長さんで

何かあったようで、 保育者がAちゃんに「どうしたの?」と聞くと 「NちゃんとS君を呼んできて欲しい」と言われたそうです。 保育者は2人を呼びつつ、年長 VS Aちゃんになっても

勝ち目はないと思い 「大人が誰か一緒にいようか?」と言ったのだけど、 「大人はあっちに行っておいて」と言われたそう。 結局もうひとりの年長さんも加わって、4人で何やら話合い。 何をどう話し合ったのかはわかりませんが、 山下さんちに戻ってきた4人に涙はなく 清々しい顔で帰って来たそうです。 感情的に言葉を発し、それを受けて相手もまた感情的になり、 片方か両方が泣いて終わるというけんかを、 何十回、何百回も繰り返した先に こうして、相手の気持ちを考えつつ、 自分の気持ちも伝え、折り合いをつけるという 大人でもなかなか出来ないようなコミュニケーション能力を 身に着けている4人がいました。 子どもたちの成長する姿は本当にすごいなあと思います。 子どもたちのそばで、毎日このような感動的なシーンを見させてもらえる 私たちは本当に幸せな仕事をさせていただいているなあと、 子どもたちにも保護者の皆様にも感謝感謝の日々です。 小さい子たちも、こんな大きい子たちを見ながら育つことが出来るのは ほんとに幸せだなあと思います。

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