この度、認定特定非営利活動法人に認定されました。
7年前、よりよい活動を展開していくために、特定非営利活動法人になりました。
それまでは、認可外保育園として活動していたのですが、
法人格を持っていないと、なかなか助成金をいただくことも難しく、
また子どもたちを預けたいと考えてくださる保護者の方たちにも
安心して預けていただきたい、
また関係者からの信用を得ることでより活動に参加してくださる方が
増えるのではというようなことから、法人格取得を決断しました。
それから9年、
法人設立当初から、認定を目指そうと活動の一つの目標としてきた
「認定特定非営利活動法人」になりました。
この認定特定非営利活動法人は、その活動が厳しい基準を満たしており、
一定水準の信頼性が確保されているということを認められた法人に与えられるものです。
現在、国内に5万を超える特定非営利活動法人があります。
その中で、認定を受けている法人はわずかに1200余り。
率にすると、全体の2.4%の法人だけが認定特定非営利活動法人なのです。
では、この認定はどのような団体に与えられるのでしょう。
公共性、公益性、健全性、透明性という視点から、
十分にそれらを満たしているかというチェック項目が定められ、
それらをすべて満たしている団体だと、所轄官庁が認めた法人だということです。
寄付をしてくださった方には、その寄付金額に応じて、
個人の方の所得税や住民税が控除される
(わかりやすく言い換えると、多少語弊を伴いますが、税金が安くなる)、
また法人においても、寄付によるメリットが大きくなります。
これまでは、法人の運営もなかなか軌道に乗らず、
みなさまにご寄付をしていただき、なんとかここまで法人運営を続けてきました。
ただただご厚意に甘えて来たというのが現状です。
ですが、こうして認定いただける法人になったということで、
国や地方自治体から寄付金控除という形で、寄付してくださった方に、
税制上の優遇という形でメリットを享受いただくことができるようになります。
よく耳にする「ふるさと納税」と同様の仕組みになります。
認定されたNPO法人への寄付金額のうち、
最大で所得税や住民税の額の40%が控除されるということになります。
(いくら寄付したら、いくら税金が少なくなるのかは、
お一人お一人所得や状況が異なるので、その金額もみなさん違うので、
ふるさと納税の上限額の試算サイトで計算してみてください)
阪神淡路大震災を契機に、ボランティア活動をより推進していくために
NPO法が成立しました。
そして時は過ぎ、よりよい社会のために、一定の基準を満たした団体が
社会のためにより活動をしやすくするため、この認定の制度がスタートしました。
これまで以上に社会の負託にこたえていける活動を
してゆきたいと決意を新たにしています。
今日の日を迎えましたのも、これまで陰に日なたにご支援くださいました、
おひとりおひとりのご厚意の結晶です。
みなさまおひとりおひとりにお礼を申し上げたい気持ちですが、
ここがゴールではありません。ここがスタートです。
よりよい社会に向かって、我々の活動が必要とされる活動なのか、
その真価はこれからの5年間の活動にかかっていると思います。
どうか、今後とも、私たちの活動について、ご支援、ご鞭撻を賜りたく存じております。
もりのこえんへのご寄付はこちらから
なお、認定NPOに寄付したときにどのような手続きが必要かについては、
参考になるURLを見つけましたので、ご参考ください。
また、もりのこえんでも今後適宜寄付金のご相談会等の開催も
計画したいと考えております。
ひとまず、ご報告をさせていただき、またお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
↓上天花町の氏神様 大歳神社
グッドガバナンス認証、認定特定非営利活動法人認定のお礼にお参りに行ったら、
銀杏の落ち葉に照らされて黄金色に輝いていました。
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