top of page
まー

モグラのお墓を掘る

一年位前のこと、小さなモグラが死んでいました。

子どもたちは、じっくり観察した後、土に埋めました。


さて、昨日、年中のSくんが

「ねえ、モグラ、みてみよう。ここよね。」

と、私を誘い、お墓を掘るための小枝をくれました。


「ここじゃない?」

と、私も掘り、

「もっと、こっちじゃない?」

など言いながら、やっと決まった場所を、二人で交代で掘っていると


S 「あんまり掘ったら、モグラがまた血がでるけー、いけんよ。」

S 「どのくらいの深さじゃったっけ?」


Sくんは、『掘る』というよりは、小枝で土の表面を、サラサラと動かすだけでした。

そして、硬かった土が、深さ1㎝ぶんほど、柔らかくなると、他のところに遊びに行きました。


『あのモグラ、どうなったかな?』という疑問、

掘りながら 『もし小枝で刺してしまったら、かわいそう』という気持ち、

Sくんの心から生まれた、そのままの感情なんだなあ、と感じました。


閲覧数:57回0件のコメント

最新記事

すべて表示

大きな柿の木の下で

果樹園の柿の木の下に集まってお弁当を食べていると、年々少のYくんが言いました。 「この木も柿、この木も柿。なのに、どうして柿が無いの?」 上を見上げると、赤や黄色に色づき始めた葉っぱばかりで、たしかに柿の実は見当たりません。...

댓글


bottom of page