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まー

モグラのお墓を掘る

一年位前のこと、小さなモグラが死んでいました。

子どもたちは、じっくり観察した後、土に埋めました。


さて、昨日、年中のSくんが

「ねえ、モグラ、みてみよう。ここよね。」

と、私を誘い、お墓を掘るための小枝をくれました。


「ここじゃない?」

と、私も掘り、

「もっと、こっちじゃない?」

など言いながら、やっと決まった場所を、二人で交代で掘っていると


S 「あんまり掘ったら、モグラがまた血がでるけー、いけんよ。」

S 「どのくらいの深さじゃったっけ?」


Sくんは、『掘る』というよりは、小枝で土の表面を、サラサラと動かすだけでした。

そして、硬かった土が、深さ1㎝ぶんほど、柔らかくなると、他のところに遊びに行きました。


『あのモグラ、どうなったかな?』という疑問、

掘りながら 『もし小枝で刺してしまったら、かわいそう』という気持ち、

Sくんの心から生まれた、そのままの感情なんだなあ、と感じました。


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