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のりこ

雪だるまみたいなやつ

更新日:2023年4月11日

活動場所まで歩く時間は、子どもたちのおしゃべりに花が咲きます。


急な山道を登っていて、身体が暑くなった年中のYくんが、

「もう、早く冬が来たらいいのに。」と言い出しました。

「ここ、ぜーんぶ雪になるよ。雪だるま作りたい!」

前を歩いていた年長のKちゃんも加わって、

「この坂を転がしたら、めっちゃ大きい雪だるまが出来るね!」と盛り上がりました。


突然、Yくんが両手の握りこぶしを重ねて見せながら言いました。


Y:「ねぇ、こういう雪だるまみたいなやつなんだっけ?」

K・私:「雪の玉?」「雪うさぎ?」

Y:「ちがう!雪だるまみたいにくっついてる実なの!」

K・私:「実!?」「2つくっついてるの??」


Yくんの頭の中には何かのイメージがはっきりあるようなのですが、

雪山を思い描いていたKちゃんと私には、さっぱり分かりません。


私:「実って、果樹園に生えてるの?」

Y:「山下さんち。山下さんちの畑。」

私:「何色の実?」

Y:「薄いみどり色。」

私:「なんだろう…Kちゃん、分かる?」

K:「分かんない…」


答えにたどり着けないクイズに飽きてきたKちゃん、

伝わらないもどかしさにイライラし始めたYくん、

私も困ったなぁと思い始めた頃、ようやく大ヒントが出ました。


Y:「この前、中身を出したやつなの!」


正解は、『ひょうたん』でした。なるほど!!

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