活動場所まで歩く時間は、子どもたちのおしゃべりに花が咲きます。
急な山道を登っていて、身体が暑くなった年中のYくんが、
「もう、早く冬が来たらいいのに。」と言い出しました。
「ここ、ぜーんぶ雪になるよ。雪だるま作りたい!」
前を歩いていた年長のKちゃんも加わって、
「この坂を転がしたら、めっちゃ大きい雪だるまが出来るね!」と盛り上がりました。
突然、Yくんが両手の握りこぶしを重ねて見せながら言いました。
Y:「ねぇ、こういう雪だるまみたいなやつなんだっけ?」
K・私:「雪の玉?」「雪うさぎ?」
Y:「ちがう!雪だるまみたいにくっついてる実なの!」
K・私:「実!?」「2つくっついてるの??」
Yくんの頭の中には何かのイメージがはっきりあるようなのですが、
雪山を思い描いていたKちゃんと私には、さっぱり分かりません。
私:「実って、果樹園に生えてるの?」
Y:「山下さんち。山下さんちの畑。」
私:「何色の実?」
Y:「薄いみどり色。」
私:「なんだろう…Kちゃん、分かる?」
K:「分かんない…」
答えにたどり着けないクイズに飽きてきたKちゃん、
伝わらないもどかしさにイライラし始めたYくん、
私も困ったなぁと思い始めた頃、ようやく大ヒントが出ました。
Y:「この前、中身を出したやつなの!」
正解は、『ひょうたん』でした。なるほど!!
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