先日、園庭園外での野育を推進する会の 保育セミナーに参加してきました。 子どもの遊びについて、 遊びの必要性から、遊びこむための環境、 そして、乳幼児期の遊びの質が、思春期にどのように関わって来るか等々 ひたすら子どもの遊びについて、学び語り合った2日間でした。 楽しかった~。 1日目は、大分のももぞのこども園 旦の原保育園 親子カフェCo's を視察に行きました。 とても立派な施設ばかりで、何だかアウェー感満載でしたが、 ももぞのこども園に自分のお子さんを通わせていた保護者の方が 子どもが体を使って遊び込むことの必要性を感じ、 親子カフェCo'sを作ったという話はとても印象的でした。 2日目はフォーラム形式で、 NPO法人冒険遊び場づくり協会の天野秀昭さん、 川和保育園の寺田信太郎さん 幼児教育コンサルタントの熊尾重治さん、 野育の会の事務局、木村歩美さん 三瀬保育園の園長先生が、 遊びについて様々な切り口でお話をしてくださいました。 印象に残っている言葉はたくさんあるのですが、 書ききれませんので、ひとつだけ。 子どもは朝日を浴び、外で遊ぶことで 自律神経系、免疫系、内分泌系が育って行き、 情緒が安定し、ストレスに強い子どもに育っていくそうです。 これらを獲得できるのは9歳くらいまでだそうです。 遊びも親がやってほしいと思うような遊びではなく、 子どもたちが自らやってみたい! 子どもたちが「ああ、楽しかった」と思える遊びを 保障してあげることが大事だと言われていました。 思春期になってのお話もとても興味深かったです。 自分を殺し、親の思ういい子に育ってきた子どもたちが、 生きている感覚を失い、どんなふうに自分を傷つけてしまうのかという 話は、お話ししてくださっている天野さんも涙だし、 私達も、涙なくしては聴けない内容でした。 子どもは遊ばないと心が折れてしまうのだけど、 目に見えないだけに社会は子どもの遊びにとても鈍感であるとも言われていました。 もりのこえんでも子どもたちの遊びを見ていると どれほどに子どもたちの心と体に大切なことなのか 実感としてわかります。 子どもの遊びについて、これほどに真剣に考え取り組んで いらっしゃる方たちがこんなにもたくさんいらっしゃることが とても心強かった2日間でした。 これからも、もっともっと「子どもと遊び」について 学んで行きたいと思いました。 これからのもりのこえんの活動に 活かしていきたいと思っています。
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