もりのこえんでは今年、徳地三谷地域が実施する 棚田オーナー制度を利用し1年を通して、 米作り、農作業体験をさせて頂いています。 昨日は稲刈りでした。 三谷の交流センターには、いつも以上に人が集まり、 昔母の実家に稲刈りを手伝いに行っていた時のことを 思い出しました。 朝早く起きて、父の車に揺られながら1時間以上はかかったでしょうか。 あの頃はまだ機械とかなくてみんなで 手で稲刈りをしていました。 私達が何をしていたのかは覚えていないのですが、 きっと従弟たちと遊び歩いていたのでしょう。 親戚一同が集まった高ぶる気持ちと 休憩に出されたおやつ、そして 抜けるような空の青さを今もとても印象深く覚えています。 ふいに、あの時食べたお菓子に出会うと ものすごく懐かしい気持ちになったりします。 お昼ごはんとかは覚えてないのに、面白いですね。 昨日は、9時に開会式を行い、各棚田へ移動。 地権者の方に稲刈りの仕方を教わり、作業にとりかかりました。 大人のまねをして、教えてもらいながら子どもたちも稲刈り。
昨晩の雨で、田んぼが思いのほかぬかるんでいて 稲刈りしながら田んぼにはまるを繰り返しました。 一通り経験したら、子どもたちは近くの用水路へ。 長靴や手を洗うと言って溝に入ったはずが、 いつのまにか長靴の中まで丁寧に洗われていて、結局水遊び。
その間に、大人たちは稲を刈り、縛ってはぜかけをする作業に汗を流しました。 最初は手間取っていた作業も回数を重ねるごとに上手になり、 手際もよくなっていきました。
人数のおかげもあって11時ごろにはすべての作業が終わりました。
脈々と受け継がれてきた知恵と
自然の偉大さに感謝した一日でした。
子どもたちにも楽しい思い出として
残ってくれたら嬉しいなと思っています。