今日は、下関の深坂の家の所長、井上桂さんをお迎えし
「野外活動におけるリスクマネジメント」についての
スタッフ研修を行いました。
井上さんの研修は、もりのこえん立ち上げの際にも
3回ほど受けたのですが、
やはり、年に1回、井上さんの研修をスタッフ全員が受ける!ことは
私達が安全に保育を続けていくうえで、とても大事で外せない研修なのです。
今回は、日々保育を行っていくうえで新たに出てきた課題を中心に、
様々な角度から学んだり話し合ったりしました。
まずは、リスクマネジメントの整理の仕方から
実際私たちが活動している場所が、
子どもたちが遊ぶのに適しているかどうかについて
みんなで議論し、もりのこえんの安全の指針となるものを
考えるきっかけを頂きました。
誰が見てもわかるマニュアル、スタッフトレーニング等の必要性
また、実際ケガをしたり虫に刺されたりした際の
処置の方法などについて学びました。
「普通の幼稚園や保育園では、
子どもたちは遊んでいいものだけに囲まれて過ごしているけれど
私達は、遊んでいいものと遊んではいけないものが
混在している中で保育をする。
そこにこそ、大きな学びがある」という言葉がとても印象的でした。
私達は子どもたちを野放しに遊ばせているわけでもなく
もりのこえんに禁止事項がないわけでもありません。
もちろん今までも、みんなが気持ちよく安全に遊ぶためのルールはありましたし、
命に関わるようなことは禁止してきました。
しかし、今回の研修の中で、子どもたち自身が
危険を回避できる知識と知恵を付けられるように
子どもたちが理解できる言葉と基準で、
なぜ危険なのか、なぜここで遊んではいけないかを
伝える必要性を感じました。
今までももちろん、子どもたちが考えて行動できるようにと
意識はしてきたのですが、その伝え方について
より大きなヒントを頂いた感じです。
今日はスタッフ研修ということで午前保育となり、
保護者の皆さまにはご理解ご協力いただきありがとうございました。
今日の研修を今後の保育に活かしていきたいと
思っています。