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もりのこえん

置き去りにされる気持ち


今さらですが、最近思うのは、今の教育現場は忙しすぎるなあってこと。 毎日行事やイベントやこなさないといけないことが山のようにあって、 子どもも大人も疲弊しているなと感じます。 もりのこえんで子どもたちを見ていると子どもの育ちってほんとにゆっくりで、 とても些細なことでも、1年くらいの長いスパンで、やっと出来たなあって 思う事が多いのです。 でも、今の教育現場では、子どもたちのそのゆっくりに付き合う余裕はありません。 今や子どもの育ちよりも、行事やイベントをこなすことの方が優先されていて、 その忙しさの前に、子どもたちの心は 置き去りになって行っているように思うのです。 子ども達だって毎日毎日、いろんな感情を抱えながらやってきます。 朝からお母さんに叱られた。 お兄ちゃんとけんかした。 昨日は鼻が詰まってあまり眠れなかった。 朝寝坊して朝食が食べられなかった。 お母さんに話を聞いてもらえなかった・・・。 ほんのちょっと話をゆっくり聴いてもらえるだけで、 ほんのちょっと抱っこしてもらえるだけで、 ほんのちょっと甘えを許してもらえるだけで、 子ども達は、また1歩を踏み出す元気と勇気が湧いてくるのに、 やらないといけないことの前では、そんな感情は押し流されて行ってしまいます。 そんな心の中に澱のようにたまった小さな消化されない感情が、 子ども達のいろんな問題として出てきているのではないかと思っています。

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