最近、山歩きの日は「森の学校」と呼んでいる場所へ行って遊んでいます。
山道にはいちょうやもみじなどのカラフルな落ち葉も落ちているのですが、
森の学校はほとんどが茶色い落ち葉です。
その一面の茶色い落ち葉の陰に、
きみどり色の汚いテニスボールの皮のようなものが見えました。
何だろう…と拾ってみると、なんと蚕のまゆでした!
こんなに身近な場所にいると思っていなかったので、感激してしまいました。
家に帰ってよく調べてみると、落ちていたのはヤママユガのまゆで、
天蚕(てんさん)と言うのだそうです。
一般的な絹糸を作るための「お蚕さん」は、カイコガで、まゆの色は真っ白、クワの葉っぱを餌にして育てますが、
ヤママユガは、クヌギなどの葉っぱを食べるとのこと。
ちなみに天蚕は糸も淡緑色で、絹糸の中でも超高級品らしい!
とは言え、落ちているのはさなぎが羽化した後の穴が開いたまゆなので、糸を引くことはできません。
羽化時期は9月ですが、クヌギの葉が落ちる今の時期に、まゆも地面に落ちて来るようです。
穴が開いていても、真綿(まわた)にすることが出来るらしいので、
他にも落ちていないか、来週も探してみようかな。
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