こどもの気持ちの切り替わり方

最近お友だちと遊ぶことが増えてきた、年少のYくん。

「ふじさんの　おうちよ。」　と言いながら、SくんやTくんと砂遊びをしていました。

でも、雲が厚くなり、辺りが暗くなると、Yくんは

「あめがふるよ。かえりたい。」

と、言いました。

Yくんは、濡れるのが嫌で、屋根のある場所に行きたくなったのでしょう。

Yくんは、友だちにも言いました。

「あめがふるよ！」

すると、年少のSくんが

「おうちにはいって！」

と、木の下に走り込み、Yくんも他の子たちも、急いでその木の下に入りました。

雨は全然降りませんが、Yくんを含め、子どもたちはその木の下で、

少しの間雨宿りをして、また、もとの遊びの続きをし始めました。

Yくんも、おうちごっこの続きを、SくんとTくんとして、

「かえりたい」とは、もう言いませんでした。